今回は片山津温泉の旅館、矢田屋松濤園の宿泊記です。
石川県加賀市は加賀温泉郷として北陸地方でも有名な温泉町です。
今回は加賀温泉郷のひとつ、片山津温泉に宿泊しました。
JR加賀温泉駅から車で10分ほど、柴山潟の周りに広がる片山津温泉街、今回の宿は矢田屋松濤園です。
こじんまりした旅館ですが、予約した“じゃらん”ではハイクラスな宿と掲載されていました。
何やらこちらの宿、現在は格安旅館を運営する愉快リゾートの経営ですが、以前は皇族方や総理大臣も宿泊された由緒あるお宿のようです。
広めのロビーです。
カフェとみやげ物のショップもあります。
ホテル同様にフロントで名前を告げてチェックイン
宿泊の説明を受けます。
客室への案内、荷物運びのサービスはありません。各自で行います。
サービスが簡素化されています。
この日のお部屋です。
広めの和洋室です。
どうやら広い部屋にアップグレードしてくれたようです。
ベットがあります。
お部屋からの眺望は、目の前に広がる柴山潟のレイクビューです。
景色も良くて落ち着いていてなかなかゆっくりできるお部屋です。
水回り
古さは目立ちます。アメニティ類は最小限。
大浴場の温泉がありますが、お部屋にもバスルームがありました。
空の冷蔵庫
前の客の飲み残しがそのままだったのはかなりのマイナスポイント、ハイクラスな旅館ならあり得ません。
今回は夕食付きのプラン
夕食はお食事処で会席料理です。
ドリンクは別料金、チェックアウト時にまとめて支払いです。
北陸の蟹を中心とした料理でした。
料理には定評のある旅館ということでしたが、個人的に会席料理はなかなかいただく機会がないのですが、今回はゆっくりと味わいながら美味しくいただくことができました。
ロビーには、この旅館に宿泊された方々の写真などが飾られています。
高松宮殿下ご一行
こちらは歴代総理大臣の文字
中曽根康弘氏に鈴木善幸氏
これなんて桂小五郎(木戸孝允)
温泉の大浴場は2階に。
基本的に夜中でも入浴可能でしたが、脱衣所に貴重品ロッカーが見当たらず??でした。
そこまで広くはありませんが、露天風呂からは目の前の柴山潟を眺めることができます。
朝風呂も可能です。
翌朝
どんよりした曇り空
朝食も同じお食事処でいただきます。
和定食です。
食事処の年配女性スタッフの対応は良かったです。
食後に温泉街を少し散策します。
湖畔側から、宿泊の矢田屋松濤園
柴山潟に浮かぶ浮御堂です。
片山津温泉のシンボルです。
祠があります。
こちらは配湯所、ここから各旅館に温泉が送られていくようです。
さらに付近には足湯もありました。
ただ寂れた旅館や廃墟になった建物もありましたから、あまり活気のある温泉街とはいえませんでした。
温泉旅館ですが、こちらはチェックアウトが正午までとゆっくり。
加賀温泉駅までの送迎バス(予約制)がありますが、近所にあるグループホテル(ニューマルヤホテル)と共同でそちらに向かう必要があります。
タクシーだとフロントに呼んでもらうことになるかと。
タクシーだと約10分ほど、運賃は1,500円程度です。
観音様が目立つ加賀温泉駅
今回は加賀温泉郷のひとつ、片山津温泉の旅館“矢田屋松濤園”に宿泊しましたが、温泉旅館でも比較的リーズナブルで気軽に宿泊でき食事も満足できたので総合的に良かったです。
ホテルとはまた違った魅力がある温泉旅館もたまにはいいものでした。